ヤサシイワタシ

げぇ…勘弁してくれ…、なんだこりゃー。
サークルクラッシャーだなぁ、みごとなまでに。
サユリ１号とは違ったエグさだね。
大橋ユキはサ、確信犯じゃん。愉快犯というか。わかっていて騙してますよ、みたいな。
だから手加減の仕方も知っているしね（別の言い方をすれば生かすも殺すも彼女次第）。
なにより、自覚的にそーやってるのには「理由がある」と思われるわけで、
男的には「その理由を解決してあげる事ができれば！」なんて希望が持てる（そう思い込める）ワケですよ。
や、タチが悪いのには変わりが無いが。


唐須弥恵が恐ろしいのは、他人を傷つけたり周りを掻き回す事に無自覚なんだよね。
ナチュラルボーンマインドクラッシャーというか。
いや、無自覚ではないか。自覚もあるのだけど「開き直っている」のか。
「アタシってこーだからしょーがないじゃん！」って感じ。
なんつーんだろう、感覚で生きていて、でも信念を持っていて
それがいいとか悪いとか、間違っているとか正しいとか
そーゆーの置いちゃって「これがワタシじゃん」って開き直ってる。
もう、他人が入り込む余地がない。完成している。不変的な違和感を感じる。
おっかないです。恐いです。勘弁して下さい。


でも恐い物みたさで２巻も読みます。


追記(30日)：ヤサシイワタシではサークルはクラッシュしていないのか。
みんなが「弥恵ってそーゆー人だから」として「触らぬなんとかに」状態というか。
まだ一巻しか読んでいませんが。普通だったらクラッシュしてるだろーなぁ、とは思う。

ヤサシイワタシ(1) (アフタヌーンKC)