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己のみで立つことを良しする人間に誰が凭れ掛かる事ができるだろうか。
弱さを否定する事は強さではないと思う。
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憧憬すら抱く信念と嫌悪する性質を併せ持った対象と出会ってしまった場合、
うろたえる以外に取り得る対応はあるんだろうか?
化物語
化物語。
書籍化された時は300ページ強のラノベが1500円オーバーという事で買う気が起きずに放置していた。
アニメ化された時は3話の途中まで見たが、ガハラさんが阿良々木君を
電光石火で強奪する直前で眠気に襲われたため面白さが分からず視聴を辞めてしまった。
今期で偽物語を「まぁ一応チェックしとくか」という気持ちで見始めたら面白くてハマる。
ストーリーうんぬんではなくて、西尾維新お得意のダラダラした言葉遊びな会話を
楽しむ作品なんだと分かったら俄然面白くなった。原作も買って読み始めた。
現在、傷物語が読み終わる寸前。
化物語のときにも少し感じていたのだが、傷を読み始めて改めて思った。
羽川翼がイヤすぎる。
もっと正確に言うと"好きになれない"
嫌うというのはネガティブだけどパワーがいる感情なので、嫌いというのは違うのだと思う。
だから"好きになれない"が正しい表現。
"嫌い"よりも、もっと消極的で矮小な感情。
あんなに正しくて正論で良い人で強くて正義で
自己満足で自己完結で開き直って完成している人間なんて
それがたとえフィクションであっても
とても共感できない。
分かり合えない。
気持ち悪い。
恐ろしい。
危うい。
怖い。
そういった感じ。嫌いですらない。
とにかく、係わり合いになりたくない。
そんな感じ。
どこまで行ってもルサンチマンでしかないんだけど。
フィクションのキャラクターに劣等感を抱いても仕方がないんだけど。

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廃墟として放置しつづけていた物をチラ裏として再活用。
最近ずっと後悔をしている気がする。
そんな恥さらしなんてしたくはないのだが。
生きていくってのは選択の連続であって
選択を誤るという事はつまる所どうしようもなく失敗なんだと思う。
弱い人間は嫌いじゃない。
でも己の弱さに目を背ける人間には反吐が出る。
己の利己性に気付かず博愛と自己犠牲を語る姿にも反吐が出る。
読了
ミミズクと夜の王/紅玉いづき
第十三回 電撃小説大賞<大賞>受賞作。
という事で買ってみました。
うん。おもろいわ。ラノベなのに挿絵一切無し。
ファンジーというよりは童話的な物語。
美しく、真っ直ぐな物語。
これはラノベ好きじゃない人にも読んで欲しい。

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ギロチンマシン中村奈々子 学級崩壊編/日日日
「ロボットと人間の違いってなーに?」
「ロボットにもココロはあるの?」という『電気羊は〜』から
使い古されたSFの命題を使ってラブコメ書こうぜ。というお話その2。
しかし、落ち着く所はいつもの日日日節。嫌いじゃないけどね。

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