ラーゼフォン



寝付けずにゴロゴロしていてビデオレンタルに足を運んだら
安かったので、いまさらながら一気に全部観てみました。


最後まで見た感想は「リメイクされたエヴァライディーン」って感じです。
最初にラーゼフォンが登場したシーンでびっくりしましたよ。
「そのデザインでムー兵器?!いいの?!」とか口に出た。
あまりにも「ゴォォォォッド・ラ・ムゥゥゥゥゥウ!」って叫びそうなんだもん。
新兵器が弓だった時も爆笑しました。どーみてもゴッドゴーガン。


お話の内容は非常にエヴァ臭がしますね。
世界の運命を握らされる少年。それを導く少女。
自分自身との対話。自分のルーツを知る旅。
現れる人類の敵である謎の生物。それに対抗する手段である人智を超えた巨大人型兵器。
物語に数多く配置された謎。暗躍する組織と人間。
無慈悲に死んでゆく人々。終わってゆく世界。
途中に日常の一コマ的一話があったりするところまでエヴァっぽいなぁ。
もうパクリとかオマージュとかいうんでなくて、なぞってる印象すら受ける。


最後まで見ると「あぁ、なるほど、そういう事か」と頷けるつくりになっていて
エヴァよりもすっきりとしている印象を受けました。
でも個人的には終わり方はエヴァのが好きかな。
エヴァは「気持ち悪い」って終わりなのに…なんでだろう?
あぁ、そうか。謎を謎のまま投げっぱなしジャーマンの方が
視聴者としては色々こねくりまわして考える事ができる、って所と、
あとは自分が「世界はそんなに甘くねー」って思っているからか。
まだ映画版は観ていないので映画版を観たらまた印象が変わるのかな。
小説も出てるのか…、時間を見つけて追っかけていこう。
あ、あとスパロボにも出てるらしーからそれもやってみたくなったな。


朝比奈浩子にまつわる話がまっとうに愚かしく美しく哀しく、一番好きでした。


蛇足的追記:へー、朝比奈浩子の声優って新しずかちゃんなのねー。