平坦な戦場/松崎ナオ

闇夜にTvの光 世界が回る 
青白く姿染めてく 鏡の自分
止め処も無く 続く道が 僕にだってあると信じた頃
赤い爪 まさぐる手を 振り解く事許されない
僕はまだ 人を愛する事を 知らないのかも知れない
壊れてゆけ 繋いでゆく 退屈な毎日を

この目に見えない感情が 電波のように飛び交って
この目に見えない複雑な 僕らをどんどん無にして行く

超えられない ハードル消して モラルで縛り
俯き歩く大人 見てる子供
相変わらず 日々変わらず 退屈だし覚えてないけど
痛くたって 明日は来る 変わらない何も変わらない

この目に見えない感情が 電波のように飛び交って
この目に映った明かりさえ 僕らは気づかぬ振りをする

過ぎていったあなたの歌を 少しだけ思い出す
抱き合って眠った日々を 愛しくも思います

この目に見えない感情が 電波のように飛び交って
この目に見えない複雑な 僕らをどんどん無にして行く
この目に見えない感情が 僕らをどんどん無にして行く
この目に映った明かりさえ 僕らは気づかぬ振りをする

何かをすれば いいのですか

みんなについてゆければいい

岡崎京子が「リバーズ・エッジ」で使った言葉ですね。
ナオさんも読んでいたのだろうか。


再び、いや何度ぶりかは忘れたがじっくり聞く。
自分の血を舐めた時、その味に改めて驚く。そんな新鮮さ。