十四歳、ルシフェル/中島望



ハード少年ジャンプ小説。


復讐!復讐!復讐!復讐!人間花火!
純粋な思いからの純粋な怨。真っ直ぐな大虐殺。
14歳で苛められッ子という宜しくない精神状態のまま
機械の体という最高の玩具を手に入れたルシフェル
俺たちに出来ない事を平然とやってのける!そこに痺れる!憧れるゥ!


いやー、単純明快なカタルシスをくれる小説でした。自分の中の厨房がウズウズする感じ。
ちょっとだけ我侭を言えば、序盤の絶望シーンはもっとえぐい描写が欲しかったと思う。
割りとあっさりした表現だったので主人公の憎しみが完全には伝わって来なかった気も。
状況は理解できるので勿論主人公の気持ちはわかりますが。
主人公がプッツり行く「てめぇらの血は何色だ!シーン」は永井豪作品くらいエグくて丁度よいと思う。


十四歳、ルシフェル (講談社ノベルス)

十四歳、ルシフェル (講談社ノベルス)