ハピネス/古屋兎丸
個人的には昔の兎丸が描く幻覚的なストーリーの構成や
異常な細やかさを見せるタッチが好きなんですが、
このハピネスは絵の雰囲気はπっぽい感じ(悪く言えば雑)
絵に関しては恐ろしささえ感じた「パレポリ」の時期が神がかって凄かった気がする。
神秘的な印象はあまりなくなりましたが、それでもやはり兎丸の描く世界は面白い。
狂っているからこそ美しかったりする物を描く事に関しては
この人はやっぱり上手いのです。
「インディゴエレジー」が他の鬱作品に比べてスタンダードに楽しめる。
ちょっとだけ救われる感じで良かった。
- 作者: 古屋兎丸
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/01/30
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (79件) を見る