されど罪人は竜と踊るVII まどろむように君と
予想通り、指輪物語より先にされ竜を読んでしまいました。
んむー、前回に続き今回も短編集ですか。
全5編の短編集です。あまり本筋の話は進まない。
でも楽しかったからいーや。
まどろむように君と―されど罪人は竜と踊る〈7〉 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 浅井ラボ,宮城
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/06/30
- メディア: 文庫
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以下ネタバレ含む感想。
短編集ではありますが、ネタ的には盛りだくさん。
十二翼将が全員登場するし、黒ジヴも再登場。
「しあわせの後ろ姿」が結構耳に痛い言葉が多かった。
事実を重視する男という種族にとって、理屈にあわないことは
すべて異常事態だ。正誤をつけたくて仕方ないし物事を分類棚に
収納しないと理解できない。曖昧なものをそのまま受け入れる柔軟性がない。
きつー。
やっぱり浅井ラボの書く文章は大嫌いだなぁ。
「優しく哀しいくちびる」
では黒ジヴ様再光臨。
ギギナとイーギーがあまりにもかわいそうだ。
なんつーか、普段の欝文章があるだけにこういった
喧騒と狂乱と馬鹿馬鹿しさと優しさにまみれたお話を
入れ込んでくるとピリリと効きますね。
やっぱり浅井ラボの書く文章は大好きだなぁ。