読了
○蟲と眼球と白雪姫/日日日
これは酷い。
オチがとにかく酷い。佐藤友哉なみにオチが酷い。
なんだか一気にチープな世界観と物語に成り下がった気がする。
3巻のクオリティが高かった分凄く残念な終わり方。
- 作者: 日日日,三月まうす
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
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○はじまりの骨の物語/五代ゆう
正統派ファンタジー。
ファン評価が非常に高く、そのために再販されたと噂を聞いて
読んだのですが、あまりにも正統派過ぎて古典的というか淡々とした印象。
個人的にはもっと外連味溢れる話の方が好き。
物語の冒頭、主人公ゲルダが恋人アルムリックに裏切られて
復讐を誓うわけですが、そこの描写が少なすぎていまいち感情移入できず。
二人の生活とかをもうチョイ書き込んでくれたらなぁ、と思う。
- 作者: 五代ゆう,鈴木理華
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2006/09/30
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○縫製人間ヌイグルマー/大槻 ケンヂ
特撮の曲である『ヌイグルマー』の歌詞とは違う物語。
徹頭徹尾昭和のヒーロー物の匂いがします。しかもB級ヒーロー物。
そこに現れるのは、ヒーローが貫く正義と愛。
テレビ画面では切り捨てられて見えない犠牲や哀しみ。
友が戦いに死に行き、己は血まみれで地面を舐めたとしても
ヒーローは立ち上がり叫ぶのだ。己の名を。
縫製人間……ヌイグルマアアアアッ!!
ただ、個人的にはヘタれな感じの原作歌詞の方が好き。
「あなたはいつか年老いて 思い出話しをわたしに聞かせる
あなたの命尽きた時 わたしは初めて愛を語るのだ」
というフレーズはいつ聞いても泣きそうになる。
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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