学校を出よう!/谷川 流
谷川流はハルヒしか読んだ事がなかったのですが、
知人に進められたのでこちらも読んで見ました。
先にハルヒを読んでからこっちを読むと、だれしもが思う事だと思うんですが
設定や登場人物が多少変わっただけで中身はほとんどハルヒです、コレ。
本当はこっちの方が先にリリースされているわけなんで
ハルヒが『学校へ出よう』をベースに書かれているって
考えた方が正しいとは思いますが。
冷めた感じの主人公の一人称視点で地の文が進む所や、
SFネタが組み込まれている学園ストーリーな所までハルヒとそっくり。
登場人物に関しても、高慢なツンデレ娘っぽいのもいるし
古泉そっくりの微笑美少年も登場します。ん〜長門がいない…。
なんだか一巻は煮え切らない感じで終わりました。
各所の書評を読むと、どうやらこのシリーズも3巻あたりから
盛り上がりをみせるらしく、そのへまでハルヒといっしょなのか。
いまの所「平均点」といった感じなので続けて読んでみる事にします。
ってか、一巻の感想が「平均点」ってとこまでハルヒといっしょかよ…。
あ、あとイラストがなんか古いタッチ(少女漫画っぽい?)なので
イメージと会わない。これが地味に困る。
学校を出よう!―Escape from The School (電撃文庫)
- 作者: 谷川流,蒼魚真青
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 118回
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pulp I/森橋 ビンゴ
合わないや。
読んでてイライラした。
リストカットをテーマに物語が描かれていると
いう事には別段嫌悪感はない。
ただ、イライラするのは、主人公である「嬢」の精神構造。
自分では何もせず、何もできないのに、ただ日常を恨み、
父親を恨み、世の中を恨み、そして自分自身を恨んで生きている。
あげくの果てに、ちょっと非日常である彰(男性主人公、組織と戦ってる)に
ホイホイ惚れちゃって「私をここから連れ出して」という白馬の
王子様幻想を唱える始末。正直ね、吐き気がするよ。
もうね、男相手だったら「君ぃ、ソープへ行きなさい!」もしくは
「君ぃ、極真空手を習いなさい!」と言いたくなる。
ネガティブな思考を持つのは誰しもあるし悪いことじゃないけど、
何もしない自分を棚に上げて他人を、世界を恨むスタンスは個人的に嫌悪感。
ただ祈るだけの人間に幸福を与えるくらい神様は暇じゃないし
世の中は甘くできちゃいねーよと思ってしまう。
後半になって嬢の鬱なだけの自己語りが減って
物語がようやく進み始めたのですが、そこで一巻が完。
続きは二巻へ、という事でした。
続きはあまり読みたいと思えなかった。
前半の200ページを20ページくらいにまとめてくれたら
次巻も読みたかったかも。
作品の流れ自体は悪くないので、駄目な作品とは言わないけど
ただ単に自分とは合わないと思った。
- 作者: 森橋ビンゴ,隼優紀
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/12/24
- メディア: 文庫
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銃姫/高殿円
「銃姫」と名づけられた一丁の銃。
その銃は、世界から望む「言葉」を失わせてしまう力を持つ。
たとえば「犬」という言葉を失わせてしまえば、
その瞬間より世界から犬は抹消されてしまう…。
そんな銃を取り戻そうとする、二人の少女と一人の少年のお話。
銃を使って魔法を発動させるというアイディアは面白いと
思うし、ファンタジー作品としての世界観構築もちゃんとできてる。
鉄と魔法の世界。それになじむ形で展開されていく
それぞれのキャラクター達の過去と思惑。ちょっと重めのストーリー。
読み進めるのに難がない。
しかし、なぜか突出した印象がない。
ごくごく平均的なファンタジーとしか受け取る事ができなかった。
心理描写がいまいちなのかな…キャラクター達に感情移入がしづらいです。
正直、期待していたほどではなかった。
まだ第一巻であり、続巻は七巻まで出ている事から
考えてもこれから物語が盛り上がって行くんでしょう。
気が向いたら二巻も買ってみます。
銃姫〈1〉Gun Princess The Majesty (MF文庫J)
- 作者: 高殿円,エナミカツミ
- 出版社/メーカー: メディアクファクトリー
- 発売日: 2004/04
- メディア: 文庫
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読了。
学園キノ/時雨沢恵一
はっちゃけてるけど、それが面白いかといわれれば
「はて?」といわざるを得ないのが残念。
途中の作者と作者による対談形式あとがきとか、ちょっと痛々しい。
読んでて辛い。
この人はちゃんと乾いた文体で淡々と物を書く方が
合ってるんだね、やっぱり。自分なんかラノベ界の星新一だと
思うほどなんで通常のキノの方もがんばって欲しいのです。
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/07/10
- メディア: 文庫
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時をかける少女
時をかける少女 を見てきました。
やー、面白かった。
今年観た映画の中で一番お勧めですよ。
これはアニメとかそういう枠を超えて、みんなに観てもらいたいなぁ。
家族で見れるアニメ=ポストジブリになれるんじゃないだろうか。
原作のリメイクではなく、舞台を現代に起き
主人公も少女と二人の少年に置き換えて
新たなストーリーとして作り変えています。
タイムリープという下手をすれば
ややこしくなるテーマを使って、90分の中に
うまいこと話をまとめています。
まっとうに美しい青春の話。
前を向いて走る若者の話。
少し気恥ずかしいけど観ている者を引き込む力を持つ話。
もうひとつ、この映画の素晴らしかった所を挙げると
「二度と戻らない高校時代の夏」を
非常にうまく描き出している所。
友達同士の下らない遊び、迫られる進路、恋愛の悩み、
夕焼けに響くチャイム、土手を吹き抜ける風、
青い空に浮かび上がる入道雲。
ついつい胸の奥が熱くなる風景の連続。
そういった情景描写が非常に上手かった。涙腺が刺激される。
あ、ちなみにおにゃのこのスカートは
180度回転してもパンチラしない鉄のスカートだったよ(´・ω・`)
あと、脇役で出てきた後輩のおにゃのこが
マミ美に似ていて個人的にジタバタしておりました。
キャラデザが貞本だしな。
購入。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2006/07/26
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映画のような漫画だね。
浅野いにおは「素晴らしき世界」でちょっと気になって、「ソラニン」で
見方が変わって、この作品でさらに自分的レベルが上がった気がする。
そして、この作品は何度も読み直さないとダメな気がしている。
銃夢 Last Order 9 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 木城ゆきと
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/19
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エンポリオの奇妙な冒険。ならぬ「ヴィルマLastOrder」。
俺が読みたいのは銃夢だ。ガリィはどこだ。
以下はこれから読みます。
- 作者: スクウェア・エニックス
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/07/18
- メディア: コミック
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- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/14
- メディア: ペーパーバック
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あっ、放浪息子の5巻ってすでに読んでる!被って買った…。